忍者ブログ

中江田電子

気まぐれ日記 つぶやき

失恋

[ # 10 91/10/20 01:46:02 ID: 0 (ASDF ) ]
[ Title: 失恋しちゃったょー ]

こんな感じは、初めて!

胸が絞め付けられる様で痛いょー苦しいょーああこれが失恋というものなのか?

それは、二年以上前だった。私は取引先拡大の為、ある学校へ訪問した。
地図で場所を調べ挨拶の口上を考え相手に何を言われても動じない様に心を
落ち着け強く決心をして、よし!乗込むぞ、いざ突撃!!

しかし、一大決心をして訪問した割には、そこには女の事務員一人しか
いなかった。20才前後で、・・・一目惚れで初恋だった。
私はその時、どんなことを話したのか憶えていない。ただ名刺の裏に
彼女の名前を捺印して貰っただけだった。
数日後、コンピュータ関係の消耗品の注文があった。彼女から・・

私は今までの仕事の関係から女の子と付きあう時間が取れなかった。
(プログラマの仕事をやっていると夜中の2時3時まで残業があり
普通のまともな女の子とは話ができない。)
”どう話し掛ければいいのか、どんな話題なら彼女とうまく話ができるのか。”
何時もそんな事ばかり気にして考えていた。彼女の前に行くと胸が
高鳴り声がうわずって思っていた事の3分の1も話せない。自分で自分が
情けなくなりこそこそと逃げるようにその場を離れていた。
会社を変え若干職種が変っても強引に取扱品目を増やし、彼女に会う為に
口実をつけ、出かけていた。問い合せや注文が無いまま1年以上も時間がたった。
もちろん、別の人からエアコンや液晶テレビなどの注文を貰ってはいたのだが・・。

私は密かに、彼女の住所や電話番号、家族構成や年齢を調べた。
彼女の事をよく知りたかったし、何とかして彼女の興味を引く共通の話題を
持ちたかったからだ。時間が有れば、実際に彼女の家を見に行っていたかも
しれない。
会う度に彼女は、違った服を着ていた。とてもセンスが良く、好く似あって
いた。少しは気の利いた言葉を掛ければいいのに、横目でチラッと見ては目を
反らしていた。彼女と目を合わせる事が何と無く恥かしかったからだ。

1991年10月18日未納になっていた商品を届けに彼女の居る学校へ
向かった。今日は彼女と会えるだろうか、心ウキウキ気持ちソワソワ余計な
連中が居なければいいなーと思いながら。

彼女は左手の薬指に指輪をしていた。婚約したのだ。
ショックだった。精一杯平静さを装いながらも目は、彼女の指輪に釘ずけ
だった。彼女はカタログを見ていた。終始うつむき加減でついに顔を
上げなかった。私は、何でもない振りをしてその場を離れた。その時
どんな会話をしたのかよく憶えていない。ただ彼女の指輪だけが強烈に
目に焼き付いている。

彼女は若く美しい、言い寄ってくる男が居ない方がおかしいくらいだ。
私は、彼女はまだ若く結婚はもっと先だろうと思っていた。
今考えると彼女と会って2年以上も時間がたって手も触れていない。
余りにも消極的過ぎたのかもしれない。もっと積極的な態度が取れたなら
私にもチャンスが在ったのかもしれない。後悔先に立たず。
私の一方的な片思いだったのかもしれない。

彼女には、私の気持ちを伝えないでおこう。言ったところでもう遅いのだ。
今まで、彼女から何も問い合せや注文が無かったと言うことは、彼女自身
私に興味や感心が無かったということだろう。

私自身過去に於いて恋をしたことが無く失恋もなかった。
今回のこの感覚は非常に新鮮で自分自身失恋の感覚に感動している。
この気持ちが落ち着くまで当分時間が掛かるだろう。そして、新しい恋の
相手も当分出てこないだろう。

内気で引っ込み思案そして口下手のボクの失恋告白記

                              今回は匿名希望

拍手[0回]

PR

ああ、ショック

[ # 8 91/10/10 09:50:27 ID: 2 (*MIYABEE* ) ]
[ Title: ああショック・・・ ]
   ああ、ショック

人は何時、自分はもう自分が思っているほど若くないと思うように
なるのだろうか。他人はいったい私をいくつ位だと思っているのだろうか。

私は先日洋服を買いに出かけた。
(私は、さほどファションには興味が無く3年間ほど上着やズボンを買わずにいた。)店員に、予算を言い私に似あいそうな上着とズボンを選んでもらった。
店員は、”最近の流行は・・(省略)・・”といろいろ喋りながら幾つかの
組合わせを作ってくれた。しかし、その何点かは、私の気に要らないものだった。
(店員に服を見せてもらったり、説明を受けるとだんだん自分自身の中に
イメージが出来てくる)私が、自分のイメージに合った希望を云うと店員が

”いやーお客さんみたいに年が行っている人には、これがいいですょ”
   ~~~~~~~~~~~~~~~~

私は、常々自分が実際の年齢より若く見えるのではないかと心の中で思っていた。
しかし、現実はその逆だったのかもしれない。
仕方なく店員の云うままに服を買ってきたのだが、何と無く心は沈み暗い気持ち
だった。

人は何時、自分が年をとったと思うのだろうか。そのきっかけは、なん何だろうか
私の場合は他人から言われて、ハッと気付いた訳だが他の人達は何時、
自分が年をとったと意識するようになるのだろうか。

             年齢、性別、本名、その他全て不祥のみやび

追伸 あなた、そう今これを読んでいるあなたです。
たまには、面白いこと書いてUPしてちょーだい。

拍手[0回]

ワルガキ登場 後編

[ # 7 91/09/10 23:05:25 ID: 2 (*MIYABEE* ) ]
[ Title: ワルガキ退散 ]
ワルガキ登場後編

1991年9月8日(日曜)台風が接近しているようで、天気が悪い。
しかし、久しぶりの休日である。ここ数年仕事の関係で日曜日に
家で静にして過すことなどなかった。たまに、休みが取れてもワルガキが・・・

ああ、思い出す悪夢の日々、暑い夏、子供の声・・・
私は、この夏子供たちと戦争をした。私の夏休みを静に過すために・・・。
戦争の発端はささいな事からだったが、
戦局はしだいに拡大し大変な事態になってしまった。
結局私の被った被害総額は、2万2千円その他である。
子供たちの実質出費は、0円。勝利者は、確定していない。
たぶん、私が負けたのだろう。

戦争状態が次第に拡大し、収束していくまでを簡単に説明しますので、
今後、読者(笑って読んでいる貴方)の方々が参考にして無駄な争いを
避けるようにしていただければ、幸いである。

私(1人)対子供(2人)のムードが険悪になり始めたのは、買置きの
アイスを誰が食べたのか?だった。
今になって思えば、大したことではないのだが
その時は、非常に重大かつ重要な問題だった。
私は、午後の暑いとき
(セミがジージー鳴き、日差しがマブシ~~~くて、うだるような時に皆様想像し
てください。涼しい木陰で麦わら帽子をかぶり、レースのテーブルクロスを
掛けたテーブルにひじをつき、いちごシロップをかけたかき氷を小さなスプーン
で少しずつ少しずつ小さな氷山を崩しながら、口へ運ぶ(私の性別は秘密です。)
何と涼しげて゛絵になる光景でしょう。空想っていいな~~)
に食べようと思ってとって置いたのに!それが、それが、なんと、半分食いかけ、
溶け掛かって、とても涼味あふれる、アイスとは思えない、見るも無残な形に
なっているではないか。
私は、午後の幸福の一時を打砕かれ、それまでの不満が一気に爆発した。

     「この~クソガキ!でてこい!ぶっとばしてやる~~」

私は、とても疲れていた。肉体的疲労とストレスとで。
夏休みは、ゆっくり休み疲れやストレスを少しでも解消しようと思っていた。
しかし、私を取り巻く世界は、そうはさせてくれない。
一日に5回は大声をだし、走り回る。4~5時間おきに防災訓練をしている様だ。
我が家の夏休みは、忍耐力の強化と体力の増強に最適のようだ。

子供たちとの関係が、収束に向ったのは帰る直前だった。
大声を出し走り回っていた子供たちが、帰る車のエンジンが掛った途端、
急に静になり泣き出したのだ、「お家に帰りたくないょ~~」
子供たちにとって、今年の夏休みは、毎日が新しい発見と感動の繰返しだったようだ。
大人たちが目もくれない様なものにも、心を奪われ感心してたちどまる。
また、自分の興味を引くものがあれば、何時までも飽きる事なくいじりまわし、
観察をつづける。感動や興奮に素直で驚きを隠さない。私は、突然気が付いた。
自分が何時のまにか自分の周りのものに興味を無くし、
物事に対して驚かなくなっていたのを。
そして、周囲の出来事に対して素直に反応する子供たちを、
大げさでうるさい奴と思って、理解しようとしなかったのを。

子供たちは、帰って行った。来年も来るだろう。
私の心の中にあった「うるせいやつら」は、今はいない。
来年は今年よりも、もっともっと楽しく新しい発見と
感動そして驚きの毎日になるように、いい思い出になるように、子供たちと長く
過すようにしようと思っている。

               幼年時代を思い出し枕を濡らす  みやび

拍手[0回]

ワルガキ登場

[ # 6 91/08/14 09:03:44 ID: 0 (MIYABEE ) ]
[ Title: ワルガキ登場 ]

   ワルガキ登場

当家にもやっと夏休みがきた。見渡すと近所じゅう夏休みが来ているようである。
私には、結婚した姉が一人いて毎年子供を連れて遊びに来る。
子供は、男の子二人である。私は、この子達と叔父関係にあたるわけである。
子供は、「国の宝であり、天使である」と、どこかの誰かが言った様であるが
実際は、「家庭のゴミであり、悪魔である」。
私の棲んでいる家は、小さく狭く息苦しい所である。
養鶏所を想像していただければだいたい正解である。(笑)
家の中にいても手足を伸すどころか、体の向きを変えるのさえ困難なかんじの、
狭さなのである。そして、暑い、じっとしているだけで汗が出ていらいらしてくる。
さて、子供達の悪魔的行ないの数々をちょっと挙げてみよう。

その1・・私がゴム風せんを膨らませた回数8回、パンクした風せん8個
     風せんの平均生命時間1個につき約2分

その2・・当家には、遊び好きで我慢ずよい仔犬がいるのだが、・・・
     仔犬の忍耐力の限界約30秒。
(小屋の中に入って出てこなくなるまで。)

その3・・道路へ出るなと言った回数えーと数えられないくらい。
     それでも道路へ出た回数、同じく数えられないくらい。

その4・・当家にもエアコンが付いている部屋が幾つかあるのだが、
     ドアや障子を閉めろといった回数数えられないくらい。
     子供が閉めた回数、閉めろと言った回数の約20分の1

その5・・口を開けた缶ジュース無数、飲みかけになった缶ジュース無数

その6・・同じく口を開けた菓子無数、食いかけになったまま残った菓子無数

その7・・障子や襖に穴のあいた箇所2箇所

その8・・ストレスで胃が痛んだ日数5日間

その他、物は壊すし散らかすし、金はせびるし、ちょっとした強盗団みたいだ。
飽きると、何処かえ連れてって~。可愛い所なんてちっともない。
我々大人からみれば、厄介事に手足が生えて動き廻っているかんじだ。
帰るまで、あと1週間なんとか耐えなければならない。
しかし、反撃のチャンスもきっとあるはず、このまま黙っている私では、ないのだ。

次回、「ワルガキ撃退編」好御期待

                         みやび

拍手[0回]

歯医者5

[ # 5 91/05/04 22:12:26 ID: 0 (MIYABEE ) ]
[ Title: チカゴロノ ハイシャ5 ]
近頃の歯医者5

”口を開いてー、力を抜いてー、緊張しなくてもいいですからねー”

口の中へ何だか変な管を2本入れられた。
不快と恐怖を象徴する器具を持って大きな手が私の口の方へ迫ってきた。
マスクをした顔が近づいてきた。
睨み返す勇気が無かったので私は目を閉じた。

不快な音と振動が私の顎に頭に首に響いてきた。
いや首から上、全部に響いてきた。
神経を逆なでする様な感覚に私は必死で耐えた。
精神的な苦痛の通り過ぎるのをただじっと待った。
肉体的な苦痛が感じられないのが、ただ一つの安心だった。

私は突然、声にならない声を上げた。
(大口を開けて恐怖の器具が中にあるのでまともな声が出るはずがない。)
顎の辺りから頭にかけて激痛が走ったのだ。
私の頭の中は、パニック状態になった。ようやく、緊張がとけて体の力が弛んだ時
だった、だけに・・・。
じわーと目が濡れる感じがした。

医者は再、私に麻酔を射った。虫歯の穴の中に直接針をいれて・・・。
私の精神力は、もう限界だった。
虫歯が痛くて眠れない夜が何日か続いたが、これ程の苦痛は無かった。
不安な目で医者や看護婦を見るのだが、その目は、

”貴方自身が悪いのよ、私たちの麻酔技術や治療技術か悪いわけじゃないの”
”これ以上、手間をとらせるんじゃーねーよ、少しは我慢をしろ”

と云っているようで、とても怖かった。
私は持てる演技力を精一杯使って恐怖と哀しみの目を女の子に向けた。
しかし、女の子は無情にも

”痛みは無いですね”

といって管を私の口の中へ突っ込んだのだった。

次回、次の治療までの1週間いったいどんな日々を過したか好御期待ください。
                    みやび

拍手[0回]

カレンダー

02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

カウンター

ブログ内検索

コガネモチ

最新TB

プロフィール

HN:
中江田電子
性別:
男性

バーコード

最古記事

(02/20)
(02/23)
(02/23)
(02/23)
(05/04)