2009年04月22日
恐怖の体験
ゆっくり想像しながら読んでね。
子供の頃に住んでいた家の部屋は、四隅が暗く何かが、
何時も居るようでした。
一人で居ると必ず視線を感じました。
ある日、視線を感じ薄暗い部屋の角をじっと見ていると何かが、
こちらを見ているのに気が付きました。
灰色の光の無い目の様でした。視線があったのに逃げません。
こちらを見返します。不審に思い近づいたその時です、
暗闇から二本の細い腕が伸びてきて、私の手足を掴みました。
ものすごい力で引っ張ります、全然加減を知らない力です。
あまりの恐怖と驚きで悲鳴も出ません。
あと、ほんの少しで暗闇に入る所で、物音に気づいた姉が声を
掛けてくれました。二本の腕は私を離し暗闇に消えました。
一体何だったのでしょうか。
その後、絶対に一人で部屋には入らなくなりました。
とても怖い思いをしました。また、ある日お風呂に入っていて、
頭を洗っているときです。背後に視線を感じ、
あまりの怖さに振り返る事もできず、ただ緊張するばかりの事も
ありました。
今では、別の土地に引っ越し家も新しくなり、
背後の視線や恐怖を感じなくなりました。
あの家は、今でもあの場所にあります。誰が棲んでいるのか、
とても気になりますが怖くて近づけません。
ただ、平穏無事に生活している事を祈るだけです。
子供の頃の体験でした。
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