2011年05月11日
企業の責任２
東京電力が政府に財政支援を要請しました。
日本政府は幾つかの条件を出し
東電が受け入れました。
この事は事実上の官営企業になると言う事です。
最も大きく評価できるものは、
賠償金額の上限撤廃です。
被災者は一律いくらではなく、
損害内容に応じて個別に交渉をする事ができます。
牛や豚、鶏やその他の家畜の損害は、
個々の畜産業者によって大きく違い、
決まった金額を提示されても
到底納得できないでしょう。
被災者が納得できる金額が
支払われる事を切に望みます。
次に更なる改革を求めた事です。
”まだまだ甘い！”
と言う社会の声に押され圧力を
掛けた感じです。
事実、東電の資産や社員の給与を
見聞きする限りではもう少し、
締め付けが必要な感じです。
仕事内容や責任に見あった
常識的な金額に是正される事を望みます。
最後に被害者の損害補償は長期に渡って
行われる事を望みます。
過去に森永ヒ素ミルク事件がありました。
僕らが産まれるずっと前の事件です。
事件を知る人も当事者も少なく
なって来ました。
しかし、現在も被害者に補償を続けています。
裁判の結果ですが、
企業の責任とは、とても重く補償をするとは
こう言う事を言うのです。
収益が安定している東電も出来る筈です。
最近、ヒ素ミルクを製造した工場が廃工に
なったようです。
長い歴史の一頁が閉じます。
被害者が心安らかに過ごせる事を祈っています。
これからの動静に注目です。
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