気まぐれ日記 つぶやき
家の裏庭にも何かがいました。それは暗闇
にいる物とは違っていました。裏庭はとても
狭く小さいのですが、風が無く何時も湿って
いました。日中でも決して直射日光が射しこ
まず緑色のコケが地面を覆っていました。
そこには、カマドウマやヤスデ、頭が三角で
黒く細長いナメクジみたいな虫が這いまわっ
ていました。
裏庭に行きじっとしていると、とても静かで
鳥の声も聞こえません。時間が止まったよう
な感じでした。恐怖や邪悪な感じはしません
でしたが、目に見えない何かが、確かにそこ
にいました。それは、物陰にいてじっとして
動かずとても、大人しいのです。でも、ここ
には、オレがいるという強烈な個性と気配を
辺りに漂わせていました。あなたの家の庭に
何かが居る気配を感じたら、きっとそいつで
す。庭の隅にある、材木やバケツ、植木鉢な
どは決して動かしてはいけません。それを怒
らせてはいけないのです。それを怒らせると、
とても危険です。あなたや家族が事故に逢っ
たり、重い病気になるかもしれません。気を
付けてください。裏庭の生物はそっとしてお
けば何もしないのです。
今でも私の周りに見えない何かがいます。
あなたの後ろに何かがいても決して振り返っ
てはいけません。それは、見てはいけない非
常に危険なものなのです。私は幸いにして今
日まで無事でしたが、これを読んであなたも
、気を付けてください。
暗闇の怪物
暗闇では何かがいるように見えました。
ときどき感じる不気味な視線、暗闇に向かっ
てしなやかに素早く動く黒い影、黒く汚い染
みの様にも見えます。あるいは、黒い霧か雲
のようにも見えます。かたちのはっきりしな
い何かが光の届かない所にひそんでいます。
懐中電灯を持っていても一人では絶対に近ず
いてはいけません。暗闇はとても危険で恐ろ
しい所です。確かにそこには、何かがいたの
です。姿を見たわけではありません。
音を聞いた訳でもありません。でも、これ以
上近ずいてはいけない危険な気配が辺りに
漂っていました。それは、人間位の大きさで
音を立てずに動きます。そして、明かりから
サッと身を隠し物陰に隠れます。それは、夕
方から活動を始め神社やお寺の空き地、公園
などにいて、小さく弱い子供を狙っていまし
た。日が沈んでも気ずかずに、夢中になって
遊んでいるとそいつに捕まってしまいます。
暗く光の届かない闇の世界へ引きずり込まれ
てしまいます。友達の噂では、そいつに捕ま
ると生きたまま、手足を引きちぎらればらば
らにされて、お寺や神社の床下へ捨てられた
り川へ捨てられたりするそうです。ときどき
新聞やテレビのニュースなどで、子供が行方
不明になったことを見聞きします。きっと、
それに捕まったのです。辺りが暗くなったら、
周りに注意してください。暗闇からの視線を
感じたらあなたは狙われています。
すぐに明るい所に行ってください。
2010年04月23日
恐怖の体験
これは、私が小さかった頃本当にあったお話しです。
私は小学校の3年生まで、群馬県のS村に住んでいました。
そこは、車もあまり走っていない山の中の小さな村でした。
村には外灯がなく、夜になると月だけがただ一つのあかりでした。
村の南側は少し拓けていて田んぼと畑、北側は昼間でも薄暗い山で
大人の人もあまり近ずきませんでした。
村には小さな川が1本あってきれいな水が流れていました。
住んでいる人はほとんど農家で、みんな顔見知りでした。
小学校にはプールがなく、夏になると子供達は川で泳ぎました。
あの恐ろしい事が起ったのは、私が小学校2年生の時の蒸し暑い夏でした。
その年はとても雨が多く川底の様子や、流れの感じが何時もの年と違っていました。
ある日の午後何時ものように川へ出かけると、村中の人が集まっていました。
誰かが溺れたようです。
行ってみると4軒先の4年生の女の子です。
体は水にふやけて開いた目が白く濁っていました。
顔はロウのように白くて血の気が無く、濡れた髪の毛が額や頬にくっついていたのを
今でも覚えています。
村長さんが必死で助けようとしていましたが結局、
その子は死んでしまいました。
この村には、火葬場がなく死んだ人は、風呂桶みたいな箱に入れられ土に埋められます。
数日後、村人が墓場で騒いでいました。
あの女の子のお墓を誰かが掘り返えして、死体を持って行ったのです。
村中大騒ぎで山狩りをしたり、田んぼや畑を見回ったりあちこち探しましたが、
見つかりませんでした。
村には、鬼婆の伝説がありみんなで噂をしていました。
山から降りて来て死体を持って行ってしまったのだとでも、
本当に居るのでしょうか。
鬼婆の話は知っていても見た人は誰もいません。
また、別の人はクマがでたのだと言っていました。
私は恐ろしい鬼婆の夢を見ました。
頭はボサボサの白髪、汚れた着物、素足姿で手にはカマを持っています。
そして、大声を上げながら私を追いかけてくるのです。
私は逃げました。走って走って、でも体が固くなって思ったように走れません。
鬼婆の恐ろしい声がだんだん近くなり、すぐ後ろに迫ってきました。
今にも肩に手が掛かるのではないかと恐怖で心臓が止りそうです。
鬼婆の吐く息が耳元に感じられ、指先が肩をかすめました。
そして、もうだめだ追い付かれる。その時、川へ落ちてしまいました。
小さく浅い川のはずなのに、とても深く背が立ちません。
水を何杯も飲み、咳き込んで溺れたところで目が覚めました。
私の通っていた学校には、開かずのトイレ伝説がありました。
トイレは、学校の外の人目に付かない北側に有り、誰でも自由に出入りが出来ました。
そのせいか、ドアがよく壊れて開かなかったり、締らなくなったりしていました。
夏休みの登校日にまた、トイレが開きません。
先生がドアのカギを壊して開けると、なんとばらばらになったあの女の子の
体がトイレの中一杯に落ちていました。
床や周りの壁は腐った内臓や血の染みだらけです。
肉の腐った匂いがトイレ一杯に漂っています。
千切れた腕から骨が見え、蛆虫が一杯ついていました。
腐った腕が掴みかかってきそうで気持ち悪くなり吐き気がしました。
村中大騒ぎになりましたが、犯人が分かりません。
何時も元気で明るいD子ちゃんの様子が何だか変です。
静かで平和な村にあんな事件があったのですから無理もありませんが、
何か知っているようです。私は勇気を出して、D子ちゃんに聞いて見ました。
D子ちゃんはゆっくりと話し始めました。
夕方、弟とセミを取りに行った時に、学校のトイレに寄ったそうです。
その時、隣に誰かが入ってきて、クチャクチャと何かを食べて
いる用な音が聞こえたそうです。
D子ちゃんは怖くなって動けなかったそうです。
しばらくして弟が探しに来たとき、隣の人はトイレの中に何かを捨てて
出ていったそうです。そして、バラバラになったあの女の
子が見つかった所がその場所だったのです。
私は聞いてはいけないものを聞いてしまったようで急に怖くなりました。
一人で歩いていると誰かが後を尾けてくる感じがしたり、遠くの人影も怖くなりました。
山狩りが始りました。村人は全員顔見知りです、
町の方から知らない人がくれば必ず誰かが見ているはずです。
山の中から来た誰かがきっと犯人です。
大人の人が毎日大勢山へ入って行きました。
しかし、何も見つかりませんでした。ただ何か危険な気配がします。
悪意を持った何者かに何処かでじっと見られているような、
そんな感じがするそうです。山狩りが始って10日間後、捜査は中止になりました。
そして、子供たちだけでは、絶対に山へ行ってはいけないことになりました。
山狩りへ参加した大人達は見たそうです。
はだしの足跡や洞穴の中に動物の骨や皮が沢山あったのを。
木々の間からじっとこちらを見る目を。
捜査が中止になったのは、大人達が危険を感じ恐怖したからでした。
その後、私は都会の学校へ転校しました。
犯人が捕まったという話は聞いていません。
今もあの山の中に居るのでしょうか。私の体験談は、これで終わりです。
最後に一つだけ貴方に忠告しておきます。
キャンプやハイキングで山へ行く時には決して一人では行ってはいけません。
あの犯人が捕まったと云うニュースを見るまでは。
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